「モンゴル人は相撲になぜ強いのか?4つの理由」首都ウランバートル「UBUB」(ウブウブ)相撲ニュース2020

ボランティアで「わんぱく相撲」という子供を対象としたイベントを始めたことがきっかけでモンゴルと出会い、モンゴル投資で「再生可能エネルギー」事業をしているモンゴルのプロが「なぜ、モンゴル人は相撲に強いのか?4つの理由」についてお伝えいたします。

そもそもモンゴル相撲の歴史は?

モンゴル相撲、蒙古相撲をモンゴル語では“ブフ”はと言います。その起源は紀元前3世紀頃と言われています。 モンゴル国では年に一度の民族の祭典である国家ナーダム(国民行事であるスポーツ大会)を1921年から実施しています。年に1回512名のトーナメントが行われ、上位16位以内の力士には称号(ツォル)が授与されます。

モンゴル相撲の服装

モンゴル相撲の服装は、下に青、上が赤、帽子、モンゴル靴、マントでセットになります。

モンゴル人は相撲がなぜ強いのか?4つの理由

ご存じの通り日本の相撲ではモンゴル力士が大活躍しています。その中でも、朝青龍、白鵬、日馬富士、鶴竜は横綱まで昇進し、モンゴル人力士は強いというイメージをもたれています。

モンゴル人が相撲が強い理由の一つは「競技人口」の多さです。日本人力士が約650人に対して、モンゴルでの競技人口は6,000人にも及びます。この数字は、過去に参加最大人数の相撲大会としてギネス世界記録に認定された程です。一方で、国の人口は日本が1億2680万に対して、モンゴルはわずか280万人という数字を見ても、いかに競技人口が多いかが分かります。

2つ目の理由は、「身体能力」です。モンゴル相撲は投げ技が主体のため、柔軟性とバランス感覚が養われます。また、相撲とともにモンゴルで重視されているのが乗馬です。乗馬は、バランス感覚だけでなく、筋力が非常に鍛えられます。実際、モンゴル人は幼いころから夏休みなどに田舎の親戚や友人の遊牧民に預けられて馬に乗ることを覚えます。そのほか特に田舎育ちのモンゴルの子供たちは小さい頃から家事を手伝います。具体的には、家畜を飼育し、水をバケツに入れて運んだり、木を切ったりします。中学生になったら子牛や子馬を引いたりもするので一層力が強くなると思います。

3つ目は、「相撲のテクニック」です。技の数が日本相撲協会の決まり手(技)が82に対して、モンゴル相撲の技は500種類をこえます。実際、相手の足や腰をつかんでダイナミックな投げ技や、足技が豊富にあります。

4つ目は「メンタルの強さ」です。モンゴル人の相撲部コーチRさんが見てきた力士を目指すモンゴルの子供たちは、将来日本の大相撲で活躍して、ふるさとの家族を経済的に助けたいという思っている子ばかりだそうです。日本の中学校に現在留学中のモンゴルの子も、「将来お相撲さんになって、遊牧民のお父さんとお母さんを日本に招いて東京や色々な場所を見せてあげたい。お兄ちゃんには車を買ってあげたい」と言いながら、毎日歯をくいしばって厳しい練習に耐えています。そういう強い気持ち、メンタルの強さが、強い力士になることに関係しているとのことでした。

「ダヴァジャルガル」横綱 白鵬について

横綱白鵬はモンゴルでももちろん有名でモンゴル名「ダヴァジャルガル」と呼ばれています。白鵬は歴代1位の勝星である1,100勝以上を記録し、名実ともに“最強”のイメージをもたれています。実際父親はモンゴル相撲で、5年連続6度の優勝をし、メキシコ五輪のレスリング重量級で銀メダルになり、モンゴル初の五輪メダリストでもあるモンゴルの国民的英雄です。



日本人から見ますと、白鵬は兎に角強いイメージしかないかも知れません。ですが入門する時はどのモンゴル人よりも苦労しました。日本の相撲のきっかけはモンゴル人の旭鷲山がきっかけで、2000年に6人のモンゴル人と共に来日しました。ですが、共に来日したモンゴル人の入門が決まるなか、白鵬を受け入れてくれる部屋は最後まで見つからないほど当時は小柄だったそうです。

しかし、大きな手足と柔らかい筋肉をもっていることなどから、もしかしたら化けるかもしれないと思い、入門が決まり、最初の2か月間は稽古をさせず、毎日沢山食べさせ、牛乳を飲ませたそうです。 入門当時身長175cm、体重68kgだった体は、食文化の違いを苦にせず大食漢だったことと熱心な稽古によって大きく成長し、現在は192cm、体重158kgまでになりました。

モンゴルの社会課題を解決するため

ボランティアがきっかけで、モンゴル事業をはじめた高橋理事長。子どもたちの「わんぱく相撲」というボランティア・イベントの運営が縁でモンゴル人と出会いました。その相撲大会がきっかけで、「モンゴルの社会における課題を解決したい」という気持ちから、高橋理事長は現在モンゴルで再生可能エネルギー、人材事業をスタートさせています。

私がモンゴルを最初に訪れたのは2015年で、わんぱく相撲の運営実行委員として予選大会を開催するためでした。モンゴル人は日本人と共通点が多くあるという印象を持ちましたが、明らかに違うと感じたのが闘争心の強さです。現代の日本人が忘れかけているもので、大いに学ぶべきことでもあると思いました。そしてモンゴルの子どもたちが大きくなる頃に、2つの国が力を合わせて事業ができれば、日本もより成長できるのではないかと思いました。  

モンゴルで最初に取り組んだ仕事は、オフィスビルの建設から販売までを一括受託する営業代行です。このプロジェクトにはゲル地区を再開発するという目的がありましたので、ぜひやりたいと思いました。 2015年に国連サミットで将択された持続可能な開発目標(SDGs)にエネルギーに関する項目があります。モンゴルは2020年までに再エネ比率を20%、2030年には30%にすることを目標に掲げ、国を挙げて取り組んでいます。そこで弊社も目標達成の一助になればと再エネ分野への参入を決めました。これから第一番目の発電所が着工します。

いま、モンゴル進出・モンゴル投資がおすすめの4つの理由

モンゴル投資がおすすめの理由は「国土の大きさと資源」です。地平線の彼方まで大草原が広がるモンゴル。国土は日本の4倍もあります。

太古の時代、モンゴルの大草原は深く広い海「モンゴル・オホーツク海」でした。大海だったので鉱物資源にも恵まれ、草原の下には金、銀、銅、亜鉛、ウラン、各種レアメタルなど鉱物資源が豊かです。

第2に「高い経済成長率」です。シティバンクの調査では、今後 20 年間にわたって世界一の高成長国になることが予測されています。実際、2011 年度の経済成長率は、実質 17.5%となり世界で最も成長した国の一つです。この経済発展の一つは豊富な鉱物資源の産出に支えられています。

第3に「日本語能力の高さ」です。モンゴル語は日本語と文法が似ていることもあり、そのほかの外国人よりも日本語の習得率が高いです。 第4に「親日国家」だからです。モンゴル人力士が日本で活躍し、モンゴルでもNHKの相撲をモンゴル人は観て応援しています。また、日本のODAによってモンゴル経済が大きく発展したことが報道されています。東日本大震災では、モンゴルの国家公務員の全員が給与1日分を義援金として寄付したほど親日国家です。

以上になりますが、モンゴル人が相撲に強い理由は納得できましたでしょうか?PDAA MONGOLでは「モンゴルの未来を明るく豊かな未来に変えていく」をミッションにモンゴルで様々な事業展開をしています。モンゴル進出支援事業も行っておりますので興味のある方はお気軽にお問い合わせください。