なぜモンゴルのコロナ対応は早かったのか?3つの理由|首都ウランバートル「UBUB」(ウブウブ)ニュース2020

新型コロナウイルスとは?

これまで人に感染する「コロナウイルス」が7種類見つかっています。昨年12月以降に問題となっている「新型コロナウイルス」(SARS-CoV2)は、その中の一つで、重症化傾向のある疾患原因のウイルスも含まれています。

モンゴル政府の新型コロナウイルスの対応

新型コロナウイルスが中国で最初に発生した時、モンゴル政府は緊急対策として1月27日から幼小中高学校から大学まで休校、公共活動を一時停止。政府から国民へマスクの使用や手洗いやうがいなどの予防対策を呼び掛けました。

その4日後の1月31日に国境を閉鎖。国内では仕事は自宅勤務、子供は通信教育、テレビで映画、ドラマ、アニメなど外に出る時間を減らす活動をしています。実際、休校のおかげでインフルエンザの発生が減少し、道路渋滞も減っています。

2月23日から2月27日までの4日間、国内移動の禁止を発表。この間、バス・鉄道・車でウランバートル市内からの出入りが全て出来なくなりました。 他のモンゴル国内地域でも同様の措置が取られました。

この4日間はモンゴルの旧正月でしたが、旧正月に行われる職場、親戚のあいさつ回りをやめ、家族だけでお祝いすることになりました。

モンゴルのコロナウイルスへの対応はなぜ早かったのか?その3つの理由

一つ目は「経済よりも健康を重視した考え方」だからです。 モンゴルでは誰でも知っている下記の言葉があります。

健康は一番目の富
子孫は二番目の富
物質的富は三番目の富

モンゴル人の人生観は日本人と比べ、仕事よりも家族を優先しているかもしれません。実際、ウランバートルでは夜10時ぐらいまで明るいこともあり、仕事の後に公園に行って子供連れで家族と過ごす人が多いです。

2点目は「非常時の備蓄」です。モンゴル国内には4ヵ月分の食料の備蓄があります。

食品在庫
肉4カ月分
小麦粉6カ月分

現在12,000トンの肉が貯蔵されており、100トンの肉を各店舗が毎日仕入れています。また、モンゴル国民は国家非常事態委員会にお金、羊、マスクなど自分ができる物を寄付しています。

3つ目は自給自足力です。 モンゴルでは万一食料に困っても田舎にいる親戚や知り合いが助けてくれる人が多いです。ちなみにモンゴルの総家畜数は7億匹いると言われています。このように非常時には、モンゴル人同士が助け合うことができるので、市民が食料品を買いだめするということはありません。

いかがでしたでしょうか?そのほかにモンゴルは人口が少ないから対応速度がはやい、平均寿命が違う(モンゴル69歳、日本84歳)、学校の休み期間が違う(5月中旬から8月末まで)などの理由があるかも知れませんが、自給自足ができ、モンゴル人の国民意識や環境が日本人とは違うのが大きなポイントかも知れません。 そのほかモンゴルはインターネットの利用料が世界でも安く、インターネットで自分の意見を言うのが好きな文化があるので、政府との風通しも良いのかもしれません。

モンゴルの情報源は?

外務省 海外安全ホームページ モンゴル

モンゴルの社会課題を解決するため

ボランティアがきっかけで、モンゴル事業をはじめた高橋理事長。子どもたちの「わんぱく相撲」というボランティア・イベントの運営が縁でモンゴル人と出会いました。その相撲大会がきっかけで、「モンゴルの社会における課題を解決したい」という気持ちから、高橋理事長は現在モンゴルで再生可能エネルギー、人材事業をスタートさせています。

私がモンゴルを最初に訪れたのは2015年で、わんぱく相撲の運営実行委員として予選大会を開催するためでした。モンゴル人は日本人と共通点が多くあるという印象を持ちましたが、明らかに違うと感じたのが闘争心の強さです。現代の日本人が忘れかけているもので、大いに学ぶべきことでもあると思いました。そしてモンゴルの子どもたちが大きくなる頃に、2つの国が力を合わせて事業ができれば、日本もより成長できるのではないかと思いました。  

モンゴルで最初に取り組んだ仕事は、オフィスビルの建設から販売までを一括受託する営業代行です。このプロジェクトにはゲル地区を再開発するという目的がありましたので、ぜひやりたいと思いました。 2015年に国連サミットで将択された持続可能な開発目標(SDGs)にエネルギーに関する項目があります。モンゴルは2020年までに再エネ比率を20%、2030年には30%にすることを目標に掲げ、国を挙げて取り組んでいます。そこで弊社も目標達成の一助になればと再エネ分野への参入を決めました。これから第一番目の発電所が着工します。

以上になりますが、PDAA MONGOLでは「モンゴルの未来を明るく豊かな未来に変えていく」をミッションにモンゴルで様々な事業展開をしています。モンゴル進出支援事業も行っておりますので興味のある方はお気軽にお問い合わせください。